2023/08/24
業務用エアコンには壁掛け型や床置き型だけでなく天井に室内機を設置する吊り型と埋込型があります。それぞれに異なるメリットがあるので予算や使用環境、用途に応じて最適な製品を選ぶことが大切です。一般的な業務用エアコンには2.5馬力未満から10馬力までの製品が存在します。壁掛け型は小型かつ軽量でパワーが小さな製品が多く、最大でも8馬力までしかありません。
ただし家庭用は大きなものでも2馬力ほどなので、小規模な店舗やオフィスなどで空調を効かせるには十分な性能を備えています。壁掛け型以外の業務用エアコンはパワーが大きな製品が多く広い空間に空調を効かせることが可能です。しかし床置き型は室内機を床面に設置するため、広いスペースを確保しなければなりません。このタイプは室内機が邪魔にならない工場や倉庫などに適しています。
広い店舗やオフィスなどで冷暖房を快適に使いたい場合は、天井に室内機を設置するタイプが採用されるのが一般的です。吊り型は設置の自由度が高いため、天井に穴を開けるなどの加工を施す必要がありません。大掛かりな加工を天井に施すことなく高性能な業務用エアコンを導入したい場合には、吊り型を選ぶとよいでしょう。デザイン性や省エネ性能を重視する場合には埋込型が適しています。
埋込型は天井ふところと呼ばれるスペースに室内機を設置するため、吊り型のような出っ張りが生じません。室内をすっきりと見せることが可能なだけでなく、省エネ性能も優れているのでランニングコストが安いというメリットもあります。